異性とコミュニケーションが手軽に取れるとして人気の出会い系サイト。インターネットや携帯サイトの普及により、その数は急激に増加しました。それに伴い、出会い系サイトをめぐるトラブルも増加しています。
顔を合わせずにコミュニケーションが取れるという性質上、身元や素性を隠すもしくは偽ることも容易であるため、援助交際、詐欺、恐喝、暴行殺人など様々な犯罪の温床にもなっています。
トラブルにつながる悪徳出会い系サイトには、主に以下のような特徴があります。
- 「必ず出会える」「完全無料」をうたい文句にしている。
- 無料登録後すぐに、大量のメールが届いた。
- メール相手に、無料サイトから有料サイトへ移ろうと誘われた。
- 会う約束を何度もすっぽかされた。
- 知らぬ間に料金が発生していた。
- 退会できない(違約金がかかると言われた)
他にも、無料の懸賞サイトや占いサイトなどで利用に必要な個人情報を登録すると、無断で複数の出会い系サイトにも登録されてしまい、不当な料金を請求されたという苦情相談も寄せられています。
それ以外にも様々な手口が存在(※注1)し、次々と新しい手口も生まれています。
※注1:ちょっと変わった手口としては、女性とメールのやり取りをしているうちに、『Hな写真を送信してくれたら、今後は私のHな写真を送る』などと言われ、被害者のワイセツ画像(写真)を求めてくるケースがあります。言われるがままに自分の下半身の写真をメールで送信してしまうと、暫くしてサイト運営者から連絡が入り、『貴方がワイセツな写真を送信した事でスポンサーから苦情があり、運営が困難になっている』などと言ってきます。そして『損害賠償金として○○万円支払ってください、貴方の行為は法律にも触れます』と、脅迫まがいの料金を請求されてしまいます。